2017-06-16

「ソール・ライター展」へ

Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「ソール・ライター展」に行ってきました。Saul Leiterは1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍していたものの、1980年代に商業写真から退き、世間からも姿を消し、2006年にドイツの会社により出版された作品集により世界中で熱狂的に迎えられたそうです。当時80歳を超えていたとか。今回の展示はファッションカメラマン時代の作品、ニューヨークの街を題材とした作品、絵画作品等、大変見応えのあるものでした。画家を目指していただけあって、絵画もとても素敵で、ボナールの絵を思い出しました。

展示の最初のコーナーでは、ファッション・カメラマン時代の作品が展示されていましたが(展示作品は撮影禁止のため、購入した「ソール・ライターのすべて」のページの画像を置きます)、映画のシーンのようでした。

これらの後に展示されているニューヨークの街の何気ない風景に映り込んでいる人々を写した作品は、一つ一つからドラマが生まれそうな、とても興味深い作品でした。昔大好きで読んでいたIrwin Shawの短編を読み返したくなりました。

展示されている作品の横にソール・ライターの言葉が紹介されていましたが、作品とともにどれもが心に残るメッセージでした。

写真展は6月25日(日)まで。詳細はこちらから-> 

 

 

 

2017-06-16 | Posted in gallery, 日々のことNo Comments »