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記憶の中のヴォージュ広場(Place des Vosges)

記憶の中のヴォージュ広場はモノクロ。

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20代の頃初めてパリに行ったときに一番魅了された場所でした。それは真冬の曇った日で、その天気はこの広場によく似あっていました。行く前に読んだのか、帰って来てからのことだったのか、ある雑誌にヴォージュ広場が舞台のショートストーリーが載っていました。しばらく前からそのストーリーを思い出そうとして記憶をたどってみたり、webで検索したりしているのですが、思い出すことも出来ず、検索しても見つからず、今ではそのストーリーは本当に存在したのかと疑問に思うようになりました。

10年前、今回とこの広場を訪れましたが、私の記憶の中に生きているモノクロの風景とはだいぶ変わり、芝生の上で昼寝をする人、学校帰りに遊ぶ子供たち、ベンチでランチする人など、市民の憩いの場となっているようです。前回も今回も少々がっかりしたのですが、おそらく記憶の中でこの広場のイメージはどんどん美化されているのかもしれません。それでも、もしまたパリに行くことがあったら、私はまたここを訪れると思います。

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マレ地区にあるヴォージュ広場周辺には、王族や大貴族の城館が残っており、美術館、博物館、図書館として公開されています。ユゴー記念館、カルナヴァレ美術館、ピカソ美術館に行きました。今は図書館となっているサンス館はアンリ4世の妃マルグリット・ヴァロワ(王妃マルゴ)が住んでいたそうです。


2016-11-04 | Posted in gallery, , 日々のことNo Comments » 
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