2016-10
Beuvron-en-Auge – フランスの最も美しい村のひとつへ
「フランスの美しい村」の写真集を見て以来、いつか美しい村の一つに行ってみたいと思っていました。ノルマンディへの旅を決めて、ノルマンディ特集の雑誌を見ていたら、Beuvron-en-Auge (ブブロン アン オージュ)が出ていました。もし時間があれば行ってみたいと思って、その雑誌の切り抜きを持って旅に出かけました。オーベルジュでの2泊3日の滞在の次の目的地(宿泊地)はル・アーブルでした。オーベルジュからル・アーブルは近いので、その前にブブロン アン オージュに寄ってみることにしました。駐車場とインフォメーションセンターから村への入り口。
雑誌に載っていたクレープ屋さんやお土産物やさん。
ランチに素朴なガレットを食べました。もちろんシードルも。
インフォメーションセンターに来ていたツーリストが、村のマップを欲しいと言っていましたが、15分で回れてしまう小さな村なのでマップはありませんという答えでした。
カルバドス、コンフィチュールなどを売っていたお店。年配のマダムが素敵でした。写真撮られせてもらえばよかったのに。
フランスの最も美しい村協会 http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/fr
Beuvron-en-Auge http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/beuvron-en-auge
オーベルジュ2日目は中庭でディナー
オーベルジュ滞在2日目、夕方になって中庭から音が聞こえてきたので、窓から見下ろしてみると、中庭にテーブルがセットされていました。気候も良いので、希望すれば中庭でディナーが出来るようです。ディナーは、前菜、メイン、デザート選ぶことが出来るのですが、どれも美味しそうでとても悩みました。
主人は前日の前菜で選んだカキがとても気に入って2日目もカキ。生ガキと火を通したものとどちらがいいかと聞かれて、生ガキはオンフルールでたくさん食べたので、少し火を通したものをリクエストしたら、と~っても美味しかったのです。明るかった庭もだんだんと暗くなってきました。
メインは舌平目に。
このお野菜の蒸し煮は舌平目に添えられていたのですが、野菜たっぷりで幸せな気持ちになりました(野菜好き)。じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、ズッキーニ、インゲンと普通に手に入る食材なので、家でも出来そう。Staubのお鍋で作ったのかなぁと想像してしまいました。
デザートの前に、カマンベールチーズを焼いたものが出てきましたが、これもとても美味しかったです。今度家でもやってみようと思います。写真も撮りましたが、暗くて美味しそうに映っていなかったので省略します。ハーブ野菜が添えられていました。
このオーベルジュについてはまだお伝えしたいこともありますが、もう10月も中旬になってしまったので、先を急ぐことにします。
オーベルジュの朝
オーベルジュで過ごした3日間(2泊3日)はとても良いお天気でした。すがすがしい朝の光と空気。
食事はすべて1階のダイニングルームで。
朝食の準備中の朝担当のマダム。
パンも数種類あり、自分でカットします。私はこのまま食べましたが、トースターもありました。
真ん中のステンレス製のゆで卵調理器具で好みの固さに自分でゆで卵を作ります。旅から戻り、我が家はゆで卵ブームです。
ソーセージ、ハム、チーズなども自分で好きなようにカット。
ジュースも3種類、コンフィチュール数種類、バター、紅茶、コーヒー、シリアル、ヨーグルト、ドライフルーツなども自分で選びます。
紅茶はマリアージュのティーバッグが数種類置いてありました。ノルマンディはリンゴの土地なので、どのホテルでも必ずおいしいリンゴジュースを飲むことが出来ました。私はリンゴが好きなので、ついついたくさん飲んでしまいました。
朝ご飯が充実していると、今日は良い日になるかなと思えます。食器やカトラリーは、とてもシンプルで素敵でした。
食事後外に出てみたら、真っ青な空。
小さな村のオーベルジュ
auberge(オーベルジュ)は、フランスが発祥国でおいしいお料理を堪能できる宿泊施設付きのレストランです。時々雑誌などで見て、いつかフランスの地方へ行ってオーベルジュに泊まってみたいと思っていました。フランスのガイドブックを見ていたら、ノルマンディにもお勧めオーベルジュがいくつか載っていて、オンフルールから近いオーベルジュがとても良さそうだったので予約しました。
きれいに手入れされた中庭があって、メインの建物は1階にダイニングルームと新聞、雑誌などが置いてある部屋があり、2階、3階が宿泊客の部屋、他に2つ宿泊客用の建物があります(客室総数15)。とても評判がよく、人気のオーベルジュのようで、フランス国内各地から、イギリスやドイツからの宿泊客もいました。アジアからは私たちだけでした。
ここは小さな村で、レストランどころかカフェもないし、観光するようなところも何もありません。地元の人の家、農家、村役場、教会があるだけ(少し車で走ればゴルフ場がありました)。ここに滞在した3日間は、中庭や部屋で本を読んだり、付近を散歩したりするぐらいで、のんびり過ごしました。
とても素敵なところでしたので、朝食、ディナーのことなど、次回にご紹介したいと思います。
大聖堂と美術館 – Rouen(ルーアン)
クロード・モネの連作ルーアン大聖堂は33点あるそうです。実際のルーアン大聖堂、ルーアン美術館にあるモネの絵を観に、ドーヴィルで車を借りた後、ルーアンに行きました。
大きくて、全体を撮るのは私のカメラでは無理でした。大聖堂の中、当然のことながら荘厳な雰囲気。
ルーアンは、ジャンヌ・ダルクが火刑に処せられた地でもあり、その跡地にはジャンヌダルク教会が建てられています。
ルーアン美術館は、フランス第二の印象派のコレクションを誇る美術館で、丁度、モネ、マネ、ルノアール、モリゾ展を開催していました。
このポスターの絵、マネ作『すみれの花束をつけたベルト・モリゾ』も展示されていました。通常はオルセーにあるので、ルーアンに来なかったら今回見ることが出来なかったわけで、とてもラッキーでした。この絵は以前オルセーでも見て、何年か前に日本にも来たことがあるので、今回3回目。
そして待望のモネ作、ルーアン大聖堂。
この美術館は大変素晴らしい美術館でした。パリだけでなく、地方都市にもこのように素晴らしい美術館があり、相当な作品が常時展示されていることにさすが芸術の国だと納得しました。