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マルセル・プルーストを巡る旅 – 2
シーン・6 バルベック・プラージュのグランド・ホテルの屋外。午後。
薄手の絹地の服を、エレガントに着こなした、ブロンドの、背が高く、ほっそりとした青年。それがロベール・ド・サン=ルーである。一見して、きざな感じである。モノクルをかけているのは、必要からよりも、紐のはしで、それを握りまわすことを愉しみたいからだ。
テラスに腰を下ろしたマルセルは、ホテルに入って来て、そばを通りすぎるこの青年の様子をうかがっている。(ヴィスコンティシナリオより)
宿泊した部屋は海側のバルコニー付きにしました。
バルコニーからの風景。
プルーストが実際に宿泊した部屋は当時のインテリアを再現しているそうです。
ヴィスコンティの映画は幻で終わりましたが、ラウル・ルイス監督作品「見出された時」にはこのホテルが登場します。
「プルーストを巡るノルマンディの旅」はこれで終わりですが、「プルーストを巡る旅」はパリへ。ノルマンディの旅はあと1回で終わります。
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