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ジュリア・マーガレット・キャメロン展へ
都内にはいくつかまるで外国風の場所があります。こちらもそのひとつ。
丸の内ブリックスクエア。初めてこの場所の写真を見たとき、イギリスかと思ってしまいました。実はイギリスは行ったことがないのですが。
敷地内にある三菱一号館美術館で開催中の「ジュリア・マーガレット・キャメロン展」に行ってきました。行きたいなと思っていたところに、知人にチケットをいただくという幸運に見舞われました。
ジュリア・マーガレット・キャメロンは英国の写真家で、この展示は、2015年のジュリア・マーガレット・キャメロンの生誕200周年を記念して、キャメロンの作品を多く所蔵する英国のヴィクトリア・アンド・アルバート博物館によって企画された国際巡回展だということです。
著名人の肖像写真も多く、テニスン、ブラウニングなど読んだことのある英国の詩人も含まれていました。幻想主題という詩や物語などのワンシーンを写真で再現した作品もあり、絵画のようでした。その中に、「クリスタベル」という作品があり、私の大好きなロマン派の詩人、サミュエル・テーラー・コールリッジの作品「クリスタベル」の主人公クリスタベル姫をテーマとしたものもあり、とても嬉しくなりました。
私、今までキャメロンのことを知らなかったのですが、写真を芸術へと高めた先駆者だそうです。カルカッタで生まれ、フランスで教育を受け、カルカッタに戻り結婚し、のちに英国に戻り、48歳で写真を始めたそうです。作品のみならず、その生涯も魅力的です。
展示は、9月19日までです。
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