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フジタ礼拝堂 – 旅の記憶

NHK日曜美術館の「知られざる藤田嗣治~天才画家の遺言」を見ました。今年は藤田嗣治が亡くなって50年目の年だそうです。現在東京都美術館で、「没後50年 藤田嗣治展が開催中なので、行ってみたいと思っています。

日曜美術館でも取り上げられていましたが、フジタは戦争中に戦争画を描いたことによって、戦後画壇から非難されたことにより、日本を去りフランス国籍を取得し、2度と日本に戻ることはなく、フランスで死去されました。1959年にランスのノートルダム大聖堂でカトリックの洗礼を受け、レオナールの名前を付けてもらい、その後はレオナール・フジタとなり、シャンパンで有名なG.H.Mumm(マム)社の資金援助を受けて、マム社の敷地内にフジタ礼拝堂が建てられ、現在は夫人とともにこの礼拝堂で静かに眠っています。

この礼拝堂に行ってみたかったこともランスに行った理由のひとつです。

マムの見学はしなかったので、写真だけ。

フジタ礼拝堂は、礼拝堂内の撮影は禁止されています。内部のフレスコ画はフジタによるもので、フレスコ画の中に、フジタ自身と君代夫人も描かれています。

フジタの戦争画は竹橋の美術館で観たことがあります。フジタがこのような絵を描いていたことに衝撃を受けた記憶があります。

フジタの絵は、いろいろな美術館で観たことがありますが、ずいぶん昔に、京都の日仏会館内にあったレストランの壁に大きなフジタの絵が展示されていました。この絵を見るためにレストランに行ったことを思い出しました。もう本当に大昔のお話です。

ランスの街、大聖堂、シャンパンのお話はまた別途。

 

 


2018-09-17 | Posted in gallery, No Comments » 
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