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ランスの大聖堂とジャンヌダルク

パリからTGVで約50分、ランスはパリから日帰りでも行ける街です。シャンパンセラーもいくつかあり、とても美しい街でした。

フランス王はかつてランスで戴冠式を行わなければ正式な国王とみなされなかったということで、100年戦争の時代、ジャンヌダルクは神からの啓示を受け、王太子シャルルをこの大聖堂に導いて戴冠式をあげることに貢献し、王太子はシャルル7世として正式なフランス国王に就くことが出来ました。それなのに、ジャンヌダルクはその後、イングランドに引き渡され、19歳でルーアンで火刑に処されてしまいます(処刑された場所にはジャンヌダルクの教会があります)。

百年戦争終結後、ジャンヌダルクの復権裁判が行われ、無罪と認められ、聖人の一人となりました。数々の小説、音楽、戯曲、映画、ドラマに取り上げられ、ジャンヌダルクの像もあちらこちらにありますが(大聖堂の中にもあります)、私はこの大聖堂の前のジャンヌダルク像がとても好きです。正面からも撮りましたが、あえて後ろからの写真を選びました。

この大聖堂にはシャガールのステンドグラスが配置されています。

ランスの街は、第一次大戦中に空襲や砲撃を受け、大聖堂もかなりダメージを受け、修復が続けられ1938年に一般に開放されたそうです。現在も一部修復作業中でした。

 


2018-09-27 | Posted in gallery, No Comments » 
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