写真展

お礼 – 「ノルマンディー 旅の記憶」展

一ヶ月間にわたる「ノルマンディー 旅の記憶」展は本日をもちまして終了いたしました。期間中、多数の方にご来場いただきましてありがとうございました。お目にかかれなかった方には大変失礼いたしました。また何かの機会にお目にかかってお話出来ればと思っております。

何人かの方より、「ノルマンディーに行きたくなりました」、「ノルマンディーを旅している気分になりました」というメッセージをいただき、大変嬉しく思っております。

1年少し前にノルマンディーを旅して、今回思いがけず展示をすることになり、画像を選び作品作りをする過程で私自身ももう一度旅をしている気分を味わうことが出来ました。いろいろな意味でこの旅は特別な旅でしたので、このような形で記憶をまとめることが出来て個人的に大変有意義なことでした。いつかまたノルマンディーを旅したいと思います。

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ノルマンディーの写真を1枚1枚眺めながら旅の記憶をたどる。旅の記憶とともにずっとずっと昔に読んだ本、見た絵や映画、聞いた音楽などが蘇ってくる。同時にそれらについて語り合った人たちのことも。

旅の記憶はやがて薄らいでゆき、いくつかの記憶は失われるかもしれない。そして思い出となって多少美化され残るかもしれない。どういう形であれ、この瞬間、この地で見た風景、感じた匂い、聞こえた音、それらは紛れもなく、ここに存在したのだ。
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ありがとうございました。

2017-12-15 | Posted in gallery, 写真展, 日々のことNo Comments » 

 

「ノルマンディー 旅の記憶」展 一週目

先週の木曜日に搬入、金曜日からスタートし、1週目が終わりました。今までの展示はだいたい金曜日から日曜日という3日間で終わりだったので、今回の展示はまだ始ったばかりで自分でもまだ感覚がつかめません。ほぼ毎日何人かの方がいらしてくださり、お目にかかることが出来なかった方もいて、失礼しました。祭日であった昨日は、写真関係の友人、以前勤務していた会社やその前に勤務していた会社時代の友人、小学校の同級生が来て下さって、同窓会のような雰囲気の中で展示や写真集をみていただきました。カフェのお客様も熱心に見て下さる方がいらして、お話したり、新鮮な気分を味わっています。

カウンター席の上のほうにノルマンディーで出会ったわんちゃん達も展示してあります。私の写真展にはたいていジェームズ(私の愛犬)も展示するのですが、今回はジェームズの出番はなくて(留守番のため)、その代わりフランスの犬たちに登場してもらいました。

私の弟が、右下のわんちゃんの犬種に関心を持っていました。犬種は聞かなかったけれど、コニャック色の目をしたわんちゃんでした。出会った場所は、上段左より、ルーアン、カブール、オンフルール、オンフルール近くの村、下段左より、ブーブロンアンオージェ、オンフルール、カブール、オンフルールです。

 

 

2017-11-24 | Posted in gallery, 写真展, 日々のことNo Comments » 

 

「ノルマンディー 旅の記憶」展

本日より「ノルマンディー 旅の記憶」展が始りました。

私は2時半頃にカフェに着いたので、その前にいらして下さった方にはお目にかかることが出来なかったのですが、フランス語レッスンでお友達になった方でした。友達歴1ヶ月。ノルマンディーを旅したこともある方だったので、写真を見ながらお話したかったので残念でした。その後は、以前同じ会社に勤めていたお友達が二人来て下さって、旅の話から始り、お互いの近況など話は尽きず、とても楽しい初日となりました。

 

2017-11-17 | Posted in 写真展, 日々のことNo Comments » 

 

DMの発送

写真展のご案内状を本日発送しました。

たいていの場合、DMは自分で作ってプリントするのですが、今回初めて業者さんにお願いしました。レイアウトしたものをweb上にアップロードしてオーダーするのですが、紙質、厚さなどいろいろあって迷ったあげく、エイッとオーダーしてしまいました。出来上がってくるまで、楽しみでもあり、内心ドキドキしていたのですが、思っていた色に出ていて紙質も気に入りました。

今日の1枚は、Givernyで撮った写真です。Givernyもノルマンディーに入るのですが、今回の展示作品には含まれていません。

2017-10-06 | Posted in gallery, 写真展, 日々のことNo Comments » 

 

写真展のお知らせ

朝の空の色、日没時間の変化、少しずつ色づき始めた木々、ようやく秋が感じられるようになりました。夏の終わりに、友人から自宅からそう遠くないカフェをおしえていただきました。早速行ってみたら、ちょうど写真展が開催されていました。珈琲をいただいているうちに、展示のテーマや作品がふと浮かび、ギャラリーと違って展示のスペースも限られていますが、以前から一度カフェでの展示をしたいと思っておりましたのでその場でスペースをお借りしたいことを申し出て、11月中旬より1ヶ月間お借りできることになりました。テーマは、「ノルマンディー 旅の記憶」としました。

期日: 2017年11月17日(金)~ 12月15日(金)12時~20時(最終日は18時まで)

場所: photo book cafe boats(フォトブックカフェ ボーツ)

東京都杉並区上荻2-17-10#102 tel: 03-3393-4157

HP: http://www.photobookcafe-boats.com/

access:    JR中央線、地下鉄丸ノ内線・東西線 荻窪駅西口より徒歩6分

map:       http://www.photobookcafe-boats.com/access

*定休日は毎週火曜日、その他のお休みはHPでご確認ください。わかり次第、こちらでもお知らせいたします。

*カフェでの展示となりますのでワンオーダーをお願いいたします。

来週ぐらいにはご案内状を発送する予定です。秋はご旅行など、いろいろ楽しいプランがおありだと思いますが、私の写真展にもいらしていただけると嬉しいです。お目にかかれればさらに嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

2017-10-05 | Posted in gallery, 写真展, 日々のことNo Comments » 

 

Regard Intenseのホームページのご案内

7月に開催いたしました「Regard Intense – 日常と花に向けられた16人の視座と視界」展には多数の方がご興味をお持ちくださり、展示にもいらしていただきました。この展示は昨年の11月のWS以来、ずっと取り組んできたことでしたので、私にとって今年の一番の大きなイベントでした。

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偶然に巡り合った16人、今回の展示の準備中、展示中に個人的にお話しする機会がたくさんあり、とても刺激を受けました。みなさん、私より年齢はかなり下の方も多かったですが、写真に関しては経験豊富で、教えていただくことも多かったです。展示は終わりましたが、今回ホームページが開設されましたので、ここにご案内いたします。トップページのスライドショーを見るたびに、7月の展示期間中のことが蘇って来ます。

お時間ある時に是非ご覧頂ければと思います。まだ出来立てのほやほやですが、これからいろいろアップされる予定です。

http://regardintense.com/

 

2016-09-02 | Posted in 写真展No Comments » 

 

バラとクリスマスローズ(展示作品)

今回の私の展示作品2点はバラとクリスマスローズでした。

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早い時期からクリスマスローズにすることは決まっていたので、今年になってクリスマスローズが咲き始めた頃から公園、庭園へ行きたくさんの写真を撮りました。クリスマスローズは比較的咲いている期間が長いのですが、色も変化していきますし、なかなか私のイメージするものが撮れませんでした。控えめで可憐なイメージの花ですが、私が撮りたかったのはそのようなイメージのものではなく、もっと力強いもの、まだ春になる前の冷たい地面の中から出てきて、冬の名残りの冷たい空気の中で咲いているシーンを撮りたかったのです。そしてクリスマスローズは種類も豊富なので、イメージに合った種類を選ぶこともポイントでした。花としては八重のものが好きなのですが、展示作品として選んだのは上の画像です。wildなところがイメージに合いました。

もう1点は、ギャラリー916で開催されたWSの際に撮ったもの。WS 2日目の午前中に撮影しました。WS 1日目は撮影する時間が夕方になってしまったので、自然光で撮りたかったので、少し早めにギャラリーに行き撮影しました。このバラは、Le Vesuveより届いた大量の美しい花の一部です。他に珍しい花、他の色のバラもありましたが、私は迷うことなく、バラを選び、この少し微妙なトーンのバラを選びました。ジョーロはギャラリーの片隅にあったものをお借りしました。最初バラを椅子の上やテーブルの上に置いて撮っていたのですが、このギャラリーの床の古びたグレイの色が気に入ったこと、土から離された切り花を土ではない床に置くこと、切り花を美しく保つためには欠かせない水遣りのためのジョーロ。それらをスタインリグして、高橋郁代さんへのオマージュとして撮影しました。

正直言って、こちらのバラの作品よりクリスマスローズの作品のほうが私としては気に入っていました。それは、たぶん自然の中で咲く強さにより強く惹かれていたからだと思います。ところが、クリスマスローズよりバラの作品のほうが好きという方が多くて、当初戸惑いを感じました。でも、毎日ギャラリーで、このバラの作品を眺めているうちに、日々愛着が沸いてきました。

この2点は、Regard Intense by 16 photographersの公式facebookで太田さんが私たち16名の紹介をしてくださった時にアップされた画像と同じです。そのメッセージをこちらにも引用しておきます。

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「Regard Intense」のワークショップに参加する前から、毛利厚子さん(Ms. Atsuko MOHRI)は花、しかもクリスマスローズに魅せられて、カメラをむけていらっしゃいました。何故、クリスマスローズに心惹かれるのか?
彼女はその理由を言葉にしてくれましたが、私には本当の理由は他にあるように感じます。自分が真剣に撮りたいと思う被写体と正面から向き合う行為、実は非常に勇気をいることの場合があります。

You just have to live and life will give you pictures.
– Henri Cartier Bresson

あなたはただ生きなさい。人生はあなたに写真を与えてくれるはずだから。

毛利さんは今、彼女の日常を写し出す写真という鏡を通して、大切な何かと向き合うための準備をされていらっしゃるように私には感じられます。
切り花とは異なり、地面に根を張り、自らの力で生きるための水分や養分を摂る小さな庭に咲く花々たちに心を寄せる毛利さん、彼女にブレッソンの言葉を贈ります。

太田菜穂子
キュレーター

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バラとクリスマスローズはポートフォリオに8点ほどまとめました。

 

 

 

2016-07-29 | Posted in 写真展No Comments » 

 

余韻を楽しみつつ日常へ

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写真展まで後1ヶ月という時から、毎日慌ただしく過ぎ、この1ヶ月はまさにあっという間の出来事でいったい毎日何をしていたのか記憶がありません。今急速に日常に戻りつつあります。今回の展示のテーマ、日常と花、私はなぜ花を撮るのか、なぜ花に惹かれるのかをずっと考えてきたのですが、これは正解というものはなく、「考えること」が大切なことだったのではないかと思います。それにしても、「花」を撮るのはとても難しいということに今更ながら気が付きました。花が咲いている、きれいだから撮る、これでもいいのだと思うのですが、「花」の写真を作品にして展示して、観ていただくとなると、そういうわけにはいきません。悩み続けた数ヶ月でした。花の命は短く、あっという間、朝咲いた花が夕方には萎れていたり、翌日には散っていたり。長く咲き続ける花もあれば、蕾のまま折れてしまった花もあったり。いずれにせよ短い命であることに変わりありません。花を撮るということは、花が生きた証を残しているのかもしれません。そう思うと、大量に撮っている花の写真1枚1枚がとても大切なものに思えてきます。

2016-07-21 | Posted in 写真展, 日々のことNo Comments » 

 

写真展のお礼

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7月8日よりスタートしました「Regard Intense – 日常と花に向けられた16人の視座と視界」展は昨日終了いたしました。連日多数の方にご来場いただき、心より御礼申し上げます。ほとんどの方が、お時間許す限り、比較的長い時間ギャラリーに滞在され、壁面展示作品とポートフォリオをご覧いただいたこと、作品について質問されたり、熱心に鑑賞されたこと、大変嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

私関係の友人・知人も毎日誰かがいらして下さって、再会の場となりました。私の作品だけではなく、他の作家の作品にとても興味をもってくれて、在廊している作家と作品についてお話ししたり、とても楽しく刺激を受けたと言ってくれました。

11月に参加したワークショップがこのような展開になるとは全く思っておりませんでした。何かWSに参加してもその場限りのことであるケースがほとんどなのですが、今回のように16名が展示という一つのプロジェクトに向かってコミュニケーションをかわしながら、ここまで来れたこと、太田さんというキュレーターのご指導力の賜物であり、全員の気持ちがひとつになっていたことが今回の結果につながったのだと思います。

今後のことは未定ですが、今回学んだことを活かしながら写真は撮り続けていくつもりです。

ありがとうございました。

 

 

2016-07-20 | Posted in 写真展No Comments » 

 

ポートフォリオ

写真展は6日目が終了しました。平日の昼間は比較的ゆっくりとご鑑賞される方が多くいらして、全体の作品をご覧になったあと、ポートフォリオをひとつひとつ観てくださり、また壁面の作品に戻って鑑賞いただいています。

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ご興味ある作品の作家が在廊していれば直接作品やポートフォリオについて説明することも出来るので、直接お話出来てよかったですと感想をいただいています。

ポートフォリオは制作が自由であったため、点数、形式も様々で個性が表れています。

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作品と合わせて、ポートフォリオもごゆっくりご覧になってください。

2016-07-14 | Posted in 写真展No Comments »